トライアロー株式会社は、ショベルカーの操作シミュレーションアプリ「建設機械シミュレータ」のVR版が「Oculus Quest 2」に対応したと発表した。これを記念して、VR有料版を約半額でお得に入手できるキャンペーンを実施する(9月5日 23:59まで)。
「建設機械シミュレータ」は、2019年に発表したショベルカーの操作シミュレーションアプリ。低価格ながら本格的な重機シミュレーターとして、実際に重機を運転する「重機オペレーター」の操作訓練や安全教育に利用されている。また、建設現場見学会や各種イベントで「一般の人が体験できる展示」として出展されるなどもしている。iOS版、Android版、VR版の3種を合わせたダウンロード数は8月3日時点で6.5万DLを突破している。
ショベルカーの実機を正確に再現している本アプリは、「ショベルカーで土をすくいダンプ車に積み込む」という基本の操作訓練のほか、労働災害防止のための危険予知活動などが可能。VR版では、現実の作業現場で必要な安全確認の動作と操作を「身体を動かす習慣を身につけながら」練習できるのが特徴だ。また、実際に起きた事故を体験することで、安全への意識向上を促し、事故要因があるなかで事故を回避しながら作業をする訓練トレーニングを搭載。操作している様子をベテランオペレーターが後ろから確認し、必要な指導をすることで、建設現場で活躍する方の技能向上や安全対策に活用することができる。
VR版は従来「Oculus Go」向けとして提供されていたが、今回、後継機種の「Oculus Quest」や「Oculus Quest 2」に対応。最新のVRヘッドセットに対応したことで、従来は別途準備が必要だったゲームパッドが不要になり、より手軽に本格的なショベルカーの操作訓練を行えるようになった。
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