ベトナムにおけるオフショア開発の背景

首相に承認された、2010年から2020年にかけ、2015年までの見込みのベトナム情報技術開発戦略によると、情報技術や情報通信は経済の先端であり、発展促進のために、政府に奨励されサポートされます。

最近ベトナム情報通信省によって発表された情報技術 通信に関する報告書によると、2013年から2014年にかける段階で、ベトナムはアジア太平洋地域におけるソフトウェア開発トップレベルの10か国の一つです。ホーチミン市とハノイ市は、トップ20及びトップ30ソフトウェア開発都市にあるという。現在、中国やインドのような大きなソフトウェア開発市場では、コストが上昇すると共に減耗率が大きくなることを背景に、ベトナムは代替案として選ばれています。

現在の人材力については、ベトナムの技術者の技術力が大ききく上達し、中国とインドの技術者のと同等するくらいとも言えます。英語力も重視されています。ベトナムの大学では普通使えるように、学生に英語を教えている。この英語力はソフトウェア開発分野においても役に立っています。また、ベトナムにあるいくつかの理工系の大学では、日本語ができる技術者を育成するために、日本語の授業も取り入れます。

最近の調査によれば、日本は世界のトップクラスと言われている、情報技術分野に費用をかけている市場の一つであるという。また、ベトナムの情報技術企業にとって、ソフトウェア開発の重要な市場でもあります。VINASAの2014年10月に行われる調査によると、2013年の日本のソフトウェア開発市場から得た売上率が41%であり、ベトナムの情報技術産業の成長率が12%であるのに対し、一段と高いことが分かります。

ソフトウェア開発の本質と目的は何?

オフショア開発(ソフトウェア開発)の本質とは、海外で行うシステム開発ということになります。プロジェクトの特徴によって、海外で行うのは、開発の一部だけか、若しくは開発の全部かが決まる。日本や欧米などの先進国に比べて新興国の人件費は低いので、海外企業が新興国のエンジニアを活用し開発することでコスト削減が見込めます。

世界第3位の経済発展国であり、老年人口である日本は、IT(情報技術)に対するニーズが増えていき、国内市場だけではニーズに対応しきれない恐れがあります。したがって、日本企業では海外の取引先とのオフショア開発が行われるようになってきました。

まとめると、オフショア開発の目的は以下の通りです。

  1. ソフトウェア開発に掛かるコストを削減できます。
  2. 開発範囲を海外に広けます。
  3. 国内の不足している人材を満たします。

その中に、オフショア開発=コスト削減 という暗黙の了解が出るほど、コスト削減が重視されています。ただし、システムの特徴によって、オフショア開発はコスト面において様々な効果が出せます。既存のシステムを改修したり、日本人の技術者に開発してもらったりすると、移転や調査や既存システムの説明などの費用が掛からないので、費用がオフショアより少なくなるかもしれません。

なぜオフショア開発が失敗なのか

上記のように、オフショア開発は、コスト削減や事業移転においてシンプルで有効に思える手法です。しかし、失敗したオフショア開発が少なくありません。以下は私たちが分析しまとめた、オフショアの失敗に繋がる理由を述べます。

  • 品質がお客様の期待に応えられません。
  • ベトナムのオフショアチームとお客様との間の情報交換が十分に明確に行われません。
  • 日本のやり方をそのままベトナムに押し付けます。

 

なぜベトナムでオフショア開発なのか

ベトナムは親日で、考え方も日本人と似ている部分があります。両国間では、日本の企業がベトナムに進出することを最大限まで支援する確約がいくつかあります。文化の近さ、人件費の低さ、政治の安定、人材力などの要素で、日本の企業がベトナムに誘致することに繋がります。
そのため、2000年から現在まで、日本で働くベトナムの労働者の数も、ベトナムに投資する日系企業の数も増えてきています。これも日本企業がベトナムでオフショア開発分野のシェアを拡大するきっかけとなります。また、ベトナムのIT人材の質が向上したことや世界技術の導入が素早いということは、ベトナムの技術者は日本のお客様の要求に応じられるソフトウェア商品を開発することができる証拠となるでしょう。

オフショア開発におけるATVの解決提案

積極的且つ効率的に情報交換する。
上記にも分析したように、オフショア開発を行うとき、お客様とベトナムの開発チームとの情報交換が非常に重要です。情報交換がうまで行えるならプロジェクトの成功率も高くなります。積極的に情報交換を行えば:

  • オフショアの技術者は開発するシステムや機能を理解し、お客様の要求を把握することができます。
  • お客様はプロジェクトの開発状況が分かり、問題点やリスクを予想することができます。

現在、プロジェクトの時間が短く、仕様を細かく書く余裕がほとんどありません。しかも、途中で仕様を変更したりする案件が多いです。そのため、情報交換が非常に重要です。プロジェクトの最初の段階では、紙で書ききれないことを中心にシステムについて詳しく説明する必要があります。この段階でうまくすすめば、次の段階で生じる問題を減少することができます。
また、オフショアが一回きりな取引で終わるのではなく、長期的且つお互いに信頼した関係ができて初めてうまく行きます。向こうの海に何が起こっているかお互いに想像しにくいので、積極的にコミュニケーションを取り、お互いのことを理解して、信頼関係を築くことも大事ということです。